【HIP HOPとの出会いからヒプマイ以前までを木村昴が語る】「初告白! リリックを書き始めクラブでマイクを握った 蒼き日々にBACK IN THE DAYS…」【HIPHOP HOORAY VOL.10 ヤングジャンプ公式】
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【HIP HOPとの出会いからヒプマイ以前までを木村昴が語る】「初告白! リリックを書き始めクラブでマイクを握った 蒼き日々にBACK IN THE DAYS…」【HIPHOP HOORAY VOL.10 ヤングジャンプ公式】

『ヒプノシスマイク』で山田一郎役も務める声優界一の“ガチなヘッズ”な木村昴の日本語RAP連載!

第8回ではHIP HOPとの出会いについて語ってもらいましたが、今回はその直後からヒプマイ以前まで。リモート取材ならではのリリックノート参照しつつの取材です!

木村 昴 きむら すばる:1990年6月29日生まれ。ドイツ出身。『ドラえもん』ジャイアン/剛田武役、『輪るピングドラム』高倉冠葉役等を担当。『ヒプノシスマイク』ではイケブクロ・ ディビジョン代表Buster Bros!!!を率いる山田一郎役。天才劇団バカバッカを主宰。ラッパーとしても『フリースタイルダンジョン』にも出演していたラッパー・掌幻と“掌幻と昴”として活動中。

※本記事は週刊ヤングジャンプ2020年33&34合併号に掲載された内容をnote用に一部改変して収録しました。

初告白! リリックを書き始めクラブでマイクを握った蒼き日々にBACK IN THE DAYS…

前々回の『キングギドラ』の章でお話したように、小中学校の頃はヒップホップを一緒に聴く友達がいない、音楽に関しては孤独な少年でしたが(笑)、リリックや歌詞は10〜11歳ぐらいの頃から書き出してて

——早熟ですね。その頃に書いたリリックって覚えてます?

ノートが取ってあって、ちゃんと日付も書いてあるんで最初の頃のを読むと……“心が亡くなると書いて忙しい”っていうのがありますね(笑)

——居酒屋に貼ってある格言みたいな(笑)。

思いついたことを書き留めてる感じですね。 中学に入ると……あ、『チェリーボーイ』って題のリリックが! “女の子を前にすると手も足も声も出ない/童貞も守れないで何を守れるんだ”(笑)

——中学生だからこそ説得力のあるリアルなリリックですね(笑)。

“人生はシンプルだ/ただ一つ振り返るな”とか、青臭いことも書いてますね。15歳、ジャイアンの声優を始めた翌年に書いた『BIG』の歌詞は、“貧乏/嫌なら/頑張ろう”の頭文字を取って“BIG” にしてますね……ダサすぎてもう逆に格好いい(笑)。

高校に入ると、ラップを聴く親友ができて、そいつと意気投合して、僕が1ヴァース目を、それに続いて彼が2ヴァース目を書いて、みたいに一緒にリリックを書くようにもなって。その時期は仲間とか、初めて出来た彼女みたいな、自分の身の周りの話題をリリックにしていましたね。そして先生のことはとにかくディスり散らかしてる(笑)

——オリジナル曲はありました?

“それにはトラックが必要だね”っていう話になって、“そういえばTERIYAKI BOYZの『School of Rock』で、ILMARIが[先生AKAIしかもってないから他の機材のことわからない]って言ってる。ILMARIが言ってるなら間違いねえ!”って、AKAIというメーカーの機材を調べたり(笑)。ただ、それでも結局わからなくて、お世話になってたいとうせいこうさんに“トラックってどうやって作るんですか?って訊きにいったんですよね

——訊く相手が日本語ラップの創始者という(笑)。

それでせいこうさんが使ってたFL StudioっていうDTMソフトを僕も使い始めたんだけど、英語だから使い方がわからなくて、それで英語の勉強を始めたんですよね。そこからひたすら語学を勉強して、エミネムのリリックを自分で翻訳したり、もっと古いヒップホップに出会ったり。より深くヒップホップが分かってきた時期でしたね

——ただ、その当時はあまりライヴなどはされていませんね。

ジャイアンっていう国民的なキャラクターの声をやってるから、ちょっとでも誤解を招くようなことはしたくなかったんですよね。なにも悪いことはなくても、“ジャイアンがクラブ遊び!”みたいに面白おかしく書かれるのは、ジャイアンにとっても、クラブシーンにとってもマイナスだなと思って極力避けてましたね。

ただ、せいこうさんの紹介で日華さんっていうラッパーと出会って、その方のイベントには出入りしてました。特にBlendsっていう、AKLOさんやいまCreamっていうグループを組んでるStaxx Tさん、L-VOKALさん、AISHAとか、ハーフのアーティストが登場するイベントでは、日華さんのサイドMCをやったり。そこで現場を体験させてもらって、声優としての自分のほかに、ラップをしたい自分という部分も考えるようになりましたね

——そして自ら立ち上げた“天才劇団バカバッカ”の派生ユニットとしてニュージャップヒーローズを結成されます。

誇張したオタクの格好をしてラップをするっていう。だから、自分であって自分じゃない、エミネムとスリム・シェイディみたいな感じだったんですよね。でも『ヒプノシスマイク』が始まったことで、声優としてラップ出来ることになって、更に木村昴としても“掌幻と昴”や、ソロでの『フェイクオリジナリティ』をYouTubeに発表することが出来たり……。30歳を迎えてこういう状況が築けたのは、すごく嬉しいですね!

掌幻と昴「NEW CHAPTER」YouTubeにて配信中!

『フェイクオリジナリティ』


最後までお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!

撮影◎門嶋淳矢
取材・文◎高木“JET”晋一郎

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