【ヒプマイを木村昴が語る】日本語RAPシーンを盛り上げたくて木村昴さんとヤンジャンが連載を始めました。【HIPHOP HOORAY VOL.0 ヤングジャンプ公式】
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【ヒプマイを木村昴が語る】日本語RAPシーンを盛り上げたくて木村昴さんとヤンジャンが連載を始めました。【HIPHOP HOORAY VOL.0 ヤングジャンプ公式】

ヤングジャンプでHIPHOPの連載ができるのは、自分が編集長でいる今しかない!(板谷編集長)

こんにちは。週刊ヤングジャンプ編集長の板谷です。

編集長になってやりたいことの一つに「記事連載を増やすこと」がありました。

これまでも懸賞プレゼントページに紐づけて、怪談師、プロゲーマー、アニメ監督など様々なジャンルの方々へのインタビュー、プロ野球が開幕する時期には野球特集、井上雄彦先生の『リアル』掲載誌として障害者スポーツの特集記事などを掲載してきましたが、もう少し読み物があってもいいかなと思っていたんです。

そこでスタッフにやりたい記事を企画募集し、結果としてHIPHOPの記事を連載することが決まりました。ナビゲーターは『ドラえもん』『ヒプマイ』などでお馴染みの超人気声優・木村昴さんにお願いし、HIPHOPに対する情熱を思う存分吐き出してもらうことにしました。

実は僕も日本語ラップが大好きでして、ヤングジャンプでHIPHOPの連載ができるのは、自分が編集長でいる今しかない!という強い気持ちで始めました(笑)。

雑誌には「雑」の字が入っているように、いろいろなコンテンツが載っていた方が物としての魅力が増すと思います。昔からヤングジャンプには「面白いものは何でも載せる」、いい意味での「雑食魂」が伝統的に存在しますので、コミックスとも写真集とも違う、雑誌という形ならではの付加価値がつけられればと思っています。

今までHIPHOPを聴いてこなかった読者の皆さまには、これを機にHIPHOPに興味を持っていただけたら嬉しいですし、ヘッズの皆さまにとっては、この記事連載が雑誌『ヤングジャンプ』への入口になったとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

雑誌でも隔週連載で継続中です。

ヤングジャンプ定期購読デジタルなら初月無料でバックナンバー1年分が読み放題ですのでこちらもぜひ!

それではnoteでも、どうぞ「木村昴のHIPHOP HOORAY」をお楽しみください。

週刊ヤングジャンプ編集長
板谷智崇

ヘッズ:HIPHOP好きな連中。HIPHOPファン。


※本記事は週刊ヤングジャンプ2020年16号に掲載された内容をnote向けに一部改変したものです。


『ヒプノシスマイク』で一郎役を務める声優界一の“ガチなヘッズ”な木村昴が日本語RAPの魅力を語る!

板谷編集長の想いに応え、「ヤングジャンプ×HIPHOP」で何かできるのか?

ただの趣味ページではなく、より多くの人に魅力を届けられる案内人がいれば…!そこでこの方に協力を依頼しました!あの音楽原作キャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』立ち上げから参加し、もともと大のHIPHOP好きでラッパーとしても活動する木村昴さん!

キャラクター×音楽という形で日本語RAPの新たな可能性を切り拓いた先駆者である木村さんなら漫画誌であるヤンジャンで魅力を存分に伝えてくれるはず!ビギナーにも伝わるよう専門用語の解説つき!

さらにはせっかくのnote記事ということでサブスクリンクから記事中の楽曲の試聴もできるように!

全人類に伝われこの熱さ!この魅力!ということで連載スタート!

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撮影◎門嶋淳矢

木村 昴 きむら すばる:1990年6月29日生まれ。ドイツ出身。『ドラえもん』ジャイアン/剛田武役、『輪るピングドラム』高倉冠葉役等を担当。『ヒプノシスマイク』ではイケブクロ・ ディビジョン代表Buster Bros!!!を率いる山田一郎役。天才劇団バカバッカを主宰。ラッパーとしても『フリースタイルダンジョン』にも出演していたラッパー・掌幻と“掌幻と昴”として活動中。
ヒプノシスマイク:「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」はキングレコード内レーペルEVIL LINE RECORDSが手がける音楽原作キャラクターラッププロジェクトの名称。2017年9月にプロジェクト始動。武力によ争いが根絶された未来で、人の精神に干渉する“ヒプノシスマイク”を手にラップバトルで戦う男たちを描く。イケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、シンジュク各ディビジョンにナゴヤ、オオサカも参画し、現在メインキャラクターは18人に。


初期のヒプマイはワードのインパクト重視。だから『俺が一郎』はライミングにこだわった!

―日本語ラップ運載のスタートにあたって、1発目はやはり木村さん自身が参加していて今爆発的に盛り上がってる『ヒプノシスマイク』から取り上げたいと思います。イケブクロ、ヨコハマ、シブヤ、ジンジュクといったディビジョンごとに代表チームがあって、それぞれのディビジョン曲、バトル曲、魅力的な楽曲がたくさんありますが、その中から“このパンチラインがすごい!”というのを語って頂ければ。

やっばりここで最初に挙げるとしたら、『ヒプノシスマイク』のスター卜になった『Division Rap Battle』の僕のバース……

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』:こちらは、プロジェクト始動の'17年9月にアップされた最初の楽曲の名称でもある。当時参加していた12人全員による豪華なマイクリレーのトップを木村昴演じる一郎が飾る。
僕:木村昴演じるキャラクター・山田一郎のこと。イケブクロ・ディビジョン代表チーム・Buster Bros!!!を率いる。メンバーの二郎と三郎は実の弟。


“二次元でも三次元でも俺は俺だから 決めつける奴らは一昨日来い”

ですね! これは韻は全然踏んでないんですが、初期の頃は韻よりもワード自体のインパクトというか、フックを作るってことに重点を置いていたと思うんですね。とにかく最初に見た時にめちゃくちゃインパクトがあったんです!

バース:歌でいうところのAメロ。サビのことはフック、コーラスと言うことが多い。

『ヒプノシスマイク』はキャラクターを二次元で見てる人もいれば、声優を三次元で見てる人もいて、さまざまな見方が当時からあったんですけど、それを引っくるめて新しいことをやろうっていうのが凝縮されている! 

ベストパンチラインですよ! 

パンチライン:ラップのリリック(後述)のうち、特にインバクトがあって印象的なフレーズのこと。

これが『ヒプノシスマイク』だなと、完全に納得したんです。そしてさらに同じバースの前の部分が、

“与えよ生命(アニマ)それだけが業(カルマ)躊躍は皆無だ、韻(ライム)だけがライフライン”。

声優が声でキャラクターに命を吹き込むという意味もあるし、最初の曲でこれを出して、3年目の今アニメ化が決まって、そのタイトルが「RhymeAnima」なんですよ! ここに来てこのリリックがめちゃめちゃ効いてるっていう!

―見事に伏線を回収してますね。

そうなんですよ! 本当に先が見えてる感じ。で、その時に並行して進んでいた自分のソロ曲をどうしようってなった時に、だったら自分はライミングにこだわりながら、もっと王道のラップミュージック寄りのものを見せられたらなと思って、それで自分がリリックを書いてできたのが『俺が一郎』なんですよね。

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リリック:歌詞を意味する英語。ラップでは特にこのリリックという言葉が使われることが多い。
ライミング:韻を踏むこと。「か」と「わ」、「に」と「ち」など、同じ母音を持つ音を、言葉の頭に持ってくるのが頭韻、最後に持ってくるのが脚韻といい一番基本的なスタイル。今回の連載で取り上げてるような、何音節にも渡るものや、言葉の区切りを超えたものなど様々なスタイルがある。

次回は木村昴が語る「ラッパ我リヤ」の魅力です!お楽しみに!

撮影◎門嶋淳矢

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