【『Zoom』と“なみちえ”を木村昴が語る】「2020年最重要曲『Zoom』と注目のアーティスト“なみちえ”を紹介!」【HIPHOP HOORAY VOL.14 ヤングジャンプ公式】
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【『Zoom』と“なみちえ”を木村昴が語る】「2020年最重要曲『Zoom』と注目のアーティスト“なみちえ”を紹介!」【HIPHOP HOORAY VOL.14 ヤングジャンプ公式】

『ヒプノシスマイク』で山田一郎役も務める声優界一の“ガチなヘッズ”な木村昴の日本語RAP連載!

コロナに直面して様々なアーティストが試行錯誤する中、強力な女性アーティストたちがタッグを組んで鮮やかに風穴を開けた『Zoom』。そしてそこに参加してた“なみちえ”と木村さんには意外な縁が!

木村 昴 きむら すばる:1990年6月29日生まれ。ドイツ出身。『ドラえもん』ジャイアン/剛田武役、『輪るピングドラム』高倉冠葉役等を担当。『ヒプノシスマイク』ではイケブクロ・ ディビジョン代表Buster Bros!!!を率いる山田一郎役。天才劇団バカバッカを主宰。ラッパーとしても『フリースタイルダンジョン』にも出演していたラッパー・掌幻と“掌幻と昴”として活動中。

※本記事は週刊ヤングジャンプ2020年43号に掲載された内容をnote用に一部改変して収録しました。

2020年最重要曲『Zoom』と注目のアーティスト“なみちえ”を紹介!

なみちえ:東京藝術大学卒。着ぐるみ作家、ラッパー、バンドなど多岐に渡り表現するアーティスト。『おまえをにがす』が亀を逃がす強烈な印象のMVと共に話題に。アルバム『毎日来日』を絶賛配信中!

前回紹介のlyrical schoolに『HOMETENOBIRU』という曲を提供したラッパーのvalkneeさんが中心になって制作された、valknee/田島ハルコ/なみちえ/ASOBOiSM/Marukido/あっこゴリラにより結成されたギャルサー・Zoomgalsによるマイクリレー曲『Zoom』は、コロナ禍上で登場した様々なアプローチの曲の中でも、そして2020年の上半期を象徴する曲としてもスゴく興味深い1曲でした

——6人のMCがZoomの画面上でラップを繋げていくというMVも注目されましたね。またMVを制作したのはm-floの映像制作にも関わっている大平彩華さんで、全体から女性のエンパワーメントを感じる座組みでした。

登場するMCがそれぞれみんな格好いいし、みんな思想やメッセージがある、そしてその6人揃った時に生まれるパワーが半端じゃなかった! ビックリしました。ASOBiSMさんのラップはめっちゃイケてるし、Marukidoさんのラップも癖になりますね

——valkneeさんの“ブーンバップ爺は沸いとれサンタフェ見とけ”というリリックは、口が悪すぎてSNSでも話題になりました(笑)。それは、いわゆるマンスプレイニングに対するカウンターとしても刺さったということだなと。

それを巻き舌&ハイトーンでラップするのも最高(笑)。田島ハルコさんのリリックも面白いし、曲トリを務める、あっこゴリラさんがやっぱり激イケで最高でした。そして僕がずっと注目してるなみちえさんも参加してて

——ラップの他にも、着ぐるみ作家や、3兄弟ユニット・TAMURA KINGバンド・グローバルシャイでの活動など、マルチに活躍されるアーティストですね。お父様がガーナ、お母様が日本生まれというバックグラウンドをお持ちです。

彼女がYouTubeにアップした『おまえをにがす』を聴いて、何重にも仕掛けられた問いとかメタファーに食らっちゃって。そこから彼女の『毎日来日』ってアルバムを聴いたら、さらに素晴らしい作品だったし、彼女の放つメッセージに感動して、思わずTwitter宛てにDMを出したんですね。その思いをどうしても伝えたくて。そうしたらお返事に“実は昴さんのお芝居を見に行ったことがあります”って

——スゴイ! 何かキッカケがあったんでしょうか?

僕の高校の後輩にハーフの女の子がいて、その子には僕の劇団に何度か参加して貰ってるんですね。その子となみちえさんが友人で、劇団の公演をなみちえさんも観に来て下さってたそうなんですよ。ビックリしましたね! それから何度かDMのやりとりをしたんですけど、とにかくメールの内容がめっちゃ丁寧だし、言葉遣いも綺麗なんですよね。

それは彼女のラップにも繋がってるなって。なみちえさんのラップって、外国語に逃げないし、なおかつ漢字のライミングも多くて。『Y○Uは何しに日本へ? feat. まな』の“強行突破/想像困惑”“想像の余地/合法の境地/妄想の合意”とか、スゴくインテリジェンスを感じる

——日本の美大の最高峰である、東京藝大の首席卒業という経歴ですからね。この曲はいわゆる“ガイジン”を娯楽として消費することへの違和感を形にした部分もあります。

僕自身、ドイツと日本のハーフということで、自分のアイデンティティやルーツに対して、そして日本で暮らすことについて思うことは沢山あるし、その部分でも共感する部分が強いんだと思う。だけど、もしそういう共感がなかったとしても、“こういう状況がある”“こう考えている人がいる”っていうことは伝わると思うんですよね。

それぐらい、彼女の音楽にはメッセージとオリジナリティがあるし、音楽や表現で世界を変えたいって本当に思ってる人なんだなって。そのオリジナリティがとにかく格好いいし、その姿勢は本当にヒップホップ! 大好きなアーティストですね

『おまえをにがす』YouTubeにて配信中!

最後までお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!

撮影◎門嶋淳矢
取材・文◎高木“JET”晋一郎

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