【NYでの体験を木村昴が語る】「本場NYでフリースタイル披露!? “ヒップホップ留学”での 強烈体験とオールドスクール愛を語る! 」【HIPHOP HOORAY VOL.11 ヤングジャンプ公式】
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【NYでの体験を木村昴が語る】「本場NYでフリースタイル披露!? “ヒップホップ留学”での 強烈体験とオールドスクール愛を語る! 」【HIPHOP HOORAY VOL.11 ヤングジャンプ公式】

『ヒプノシスマイク』で山田一郎役も務める声優界一の“ガチなヘッズ”な木村昴の日本語RAP連載!

今回は日本語RAPの範囲をちょっと離れて、木村さん個人ヒストリー的に
大事件だったというNYでの体験がテーマ。まさかの展開がスゴ過ぎる!

木村 昴 きむら すばる:1990年6月29日生まれ。ドイツ出身。『ドラえもん』ジャイアン/剛田武役、『輪るピングドラム』高倉冠葉役等を担当。『ヒプノシスマイク』ではイケブクロ・ ディビジョン代表Buster Bros!!!を率いる山田一郎役。天才劇団バカバッカを主宰。ラッパーとしても『フリースタイルダンジョン』にも出演していたラッパー・掌幻と“掌幻と昴”として活動中。

※本記事は週刊ヤングジャンプ2020年36&37合併号に掲載された内容をnote用に一部改変して収録しました。

本場NYでフリースタイル披露!? “ヒップホップ留学”での強烈体験とオールドスクール愛を語る!

ここ何年かは正月休みにニューヨーク旅行をしてるんですが、そこで“ヒップホップ留学”が出来ないかなと思い立って調べたら、グランドマスター・カズがコーディネートしてくれる、ヒップホップ名所巡りみたいなツアーがある事を知って

グランドマスター・カズ:The Cold Crush Brothersの一員として70年代より活躍した、ラッパーのパイオニアと言われる1人。

——カズは、ヒップホップ黎明期から活躍する、ジェイ・Zやウィル・スミスも影響を受けたと話す、ラッパーの元祖とも言える方ですね。

ジェイ・Z:90年代半ばに頭角を現した、ヒップホップの歴史を代表するラッパーの1人。ビジネス面でも大きく成功した。妻はビヨンセ。
ウィル・スミス:『メン・イン・ブラック』等で有名な俳優だが、俳優デビュー前にDJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンス名義でラッパーとして活動。

その彼が、ヒップホップの発祥の地ブロンクスを中心に、ヒップホップと縁の深い場所をガイドと解説してくれるっていう『Hush Hip Hop Tours』っていうツアーがあって。日本に例えたら……野沢雅子さんが『鉄腕アトム』の時代からのアニメ史を教えてくれるようなツアーですよ(笑)。

それでニューヨークでどのようにヒップホップが発展していったかっていう解説から始まって、“君たちにとってのヒップホップとは何だ?”みたいな問いかけがあったり。そこでカズの“俺にとってのヒップホップとは……[rough](荒さ)だな”って言葉を聞いてくぅ〜! 熱い!” みたいな(笑)。

それからノトーリアス・B.I.G.の葬儀が行われたフランクE.キャンベル葬儀礼拝堂で“ビギーの葬儀のときはニューヨーク中の人間が集まって彼の死を惜しんだんだ。あの日だけは誰にとっても特別な日だった”みたいに、体験を交えて教えてくれるんですよね。それでツアーの最後は、ブロンクスの1520 Sedgwick Avenueで終わるんですよ

ノトーリアス・B.I.G.:90年代のニューヨークラップシーンを代表する存在で、ビギーの愛称で親しまれた。東西抗争が激化する中、97年に暗殺される。

——ヒップホップの始祖の1人であるDJクール・ハークがターンテーブルとミキサーで音楽を流して、パーティを開いた場所ですね。

DJクール・ハーク:ヒップホップのトラックの基本であるブレイクビーツを発明した、黎明期3大DJの1人。

“このアパートメントのコミュニティルームでヒップホップは始まったんだ”って。で、スゴかったのが、ツアー中に“お前は何をしてるんだ?”って訊かれたんで、“日本で声優としてラップをしている”って話をしたら、“おお! じゃあ俺の友達を紹介するよ!”って言われて登場したのがビッグ・ダディ・ケイン

ビッグ・ダディ・ケイン:80年代半ばから90年代初頭のシーンを代表するラッパー。前述のジェイ・Zやビギーにも大きな影響を与えた。

——えええ! いきなりレジェンドラッパーが(笑)!

しかも、ケインに“明日ブロードウェイでライヴがあるから来い”って言われて、行ったら“ステージに上がってラップしろ”って言われて、僕も日本語でフリースタイルするっていう! とんでもない経験でしたね!!

——木村さんがオールドスクールからヒップホップを学ぶ理由は?

やっぱりヒップホップっていう文化が好きだし、原点を知っていた方が、何事も楽しめるから。僕の昴っていう名前も、おばあちゃんが谷村新司さんの『昴』が好きだったのと(笑)、光る星っていう意味でつけてもらったんですね。そうするとおばあちゃんの事ももっと好きになる。母親からも自分の生まれた時のことを聞いたりすると、家族への愛情も深まるし、もっと自分を愛せると思うんですよね

——『ドラえもん』にも、しずかちゃんが自分の生い立ちを父親から訊く『のび太の結婚前夜』という超名作がありますね。

色んな物事の背景を知ると、“リスペクト”っていう、ヒップホップにとっても、人間としても大事な感情に気づけたりすると思うんです。だから僕はこれからも、色んなことの原点を追求していきたいなって思っています

最後までお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!

撮影◎門嶋淳矢
取材・文◎高木“JET”晋一郎

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